札幌で暮らすということ。



北国に住み、働き、食べ、遊ぶ。


みじかい春、はかない夏、かけあしの秋。


きびしく、そしてあたたかい冬。


札幌の飾らない暮らしを、どうぞご覧ください。

札幌は人口197万人を超える(※)、北海道の道庁所在地です。明治2年(1869年)に開拓使が設置されて以降、めざましい発展を遂げてきた街ですね。

北海道内の立地でいえば、中央から少し西側に位置しており、実は海に面していないことは道外の人からすれば意外な事実です。(手稲区からは、割と海まで近いんですけどね)

そんな札幌は、日々の暮らしで四季をダイナミックに感じられ、食べ物も美味しく、また利便性も高くて暮らしやすい街。

引っ越し先や移住先としても人気で、色々なメディアが実施する「住みたい街ランキング」でも、常に上位に食い込んでいるエリアです。

※2022年7月1日時点

札幌暮らしの魅力

1. 高級からB級までが勢揃いの札幌グルメ

札幌暮らしの魅力として、まっさきに思いつくのが札幌グルメです。

海鮮はもちろん有名ですが、ジンギスカン、みそラーメン、スープカレーなど様々なグルメが楽しめます。ちなみに札幌にある回転寿司店では、道外の人が見たらびっくりするほど新鮮なネタを安価に楽しめます。

また焼き鳥といいつつ豚が焼かれている「豚串」、唐揚げとは一味違う「ザンギ」、十勝名産の「豚丼」、パンにちくわが挟まった「ちくわパン」などの地元グルメも盛りだくさん!

2. 地元民も愛するたくさんの観光スポット

札幌には、四季折々の景観やアクティビティを楽しめる観光スポットがたくさんあります。人気スポットといえば、やはり札幌市時計台や大通公園、赤レンガ庁舎、羊ヶ丘展望台などが定番です。

ほかにも雪の中でもキャンプができる定山渓自然の村キャンプ場、ふらっとエゾリスに会いに行ける円山公園、びっくりするほど広い北海道大学、アートと自然が融合したモエレ沼公園など、札幌市内だけでもたくさんの観光スポットがあります。

旅行に来ても、暮らしていてもずっと楽しめるのが札幌の観光スポットの魅力です

3. 利便性の高い地下鉄網と地下街

札幌市内の中心地には、地下鉄が3路線張り巡らされています。札幌で暮らし、働くなら、地下鉄沿線に住んでいれば意外と車も必須ではありません。

雨でも雪でも地下鉄は動きますし、札幌駅や大通駅で各線が接続されていてとても便利。同様に地下街も発達していて、札幌駅から大通駅までは「チ・カ・ホ」という地下街で繋がっています。

雪国の札幌では「地下」が発展しており、豪雪でも生活しやすい工夫がされています。

4. 暮らしやすく楽しい、おおらかな生活様式

札幌の風習には本州と少し異なる点があり、道外から引っ越してくると新鮮に感じます。

例えば結婚式はご祝儀制ではなく、会費制です。これによって「いくら包めばいいんだろう」と困ることはありません。「おせち料理」は大晦日に食べてしまいますし、運動会は秋ではなく春過ぎに開催されます。夏休みは少し短めで、冬休みが長くとられるのも雪国ならでは。

郷に入っては郷に従えという言葉もありますが、札幌に移住して暮らすと楽しい風習が盛りだくさんです。

札幌市内エリアごとの暮らしの違い

札幌市内のエリアは「区」でわかれています。全部で10区があり、それぞれ少しずつ暮らしの様子が異なります。

札幌市中央区の暮らし

札幌市中央区は、その名の通り札幌の中心地です。札幌や大通、すすきのなどの繁華街は、すべて中央区に属しています。

もちろんその分、家賃は少々高めになりますが、利便性は抜群です。札幌から大通はチカホで繋がっていて雨でも雪でも快適に暮らせますし、四季折々のイベントもたくさん開催されています。

家賃は少々高くなっても、利便性の高い地域で札幌を思いっきり楽しみたいなら中央区の暮らしがオススメです。

札幌市北区の暮らし

札幌市北区は、中央区の札幌駅すぐ北側に広がるエリアです。駅近くの地域はオフィス街になっており、多くのサラリーマンが日々の生活を送っています。

また北海道大学が属していることに加え、他にもいくつかの学校が集まっていることから学生街としても人気。

B級グルメのお店も色々と軒を連ねている楽しいエリアです。

札幌市西区の暮らし

札幌市西区は、地下鉄東西線の沿線にあるエリア。札幌随一の高級住宅街「円山」がある地域です。

札幌でもっとも規模の大きい神社「北海道神宮」があり、その隣には円山公園や円山動物園も。札幌で人気の古民家カフェ「森彦」などオシャレなお店と、自然が融合した暮らしやすい地域です。

家賃の価格帯は札幌でトップクラスですが、とても人気のエリアです。

札幌東区の暮らし

札幌市東区は、地下鉄東豊線の沿線にあるエリア。観光スポットとしては「モエレ沼公園」がありますが、基本的には住宅街が広がっている地域です。

学校やスーパーなども多く、家賃相場も中央区や西区と比べると抑えめ。静かに暮らすにはピッタリなエリアですね。

それなりに都市部に近く、家賃を抑えながらも静かな住環境を手に入れたい方にオススメです。

札幌市南区の暮らし

札幌市南区は、いっきに自然に囲まれて北海道らしさを感じられるエリアです。地下鉄やJRの電車は通っておらず、公共交通機関はバスのみ。車がなければ暮らすには不便かもしれません。

札幌の人気温泉地である「定山渓温泉」や、その時々にさまざまなアートが展示される「札幌芸術の森美術館」などがあり、落ち着いた休暇を楽しめるエリア。

自然に囲まれて暮らしたい方にオススメのエリアが南区です。

札幌市豊平区の暮らし

札幌市豊平区は、中央区のすぐ南側、すすきのからほど近いエリアです。

地下鉄でいえば南北線が通っている地域で、重要文化財も建つ「豊平公園」が広がっているのが特徴。住宅街ではありますが、すすきのから歩ける距離ということもあり、札幌ドームなどもあり、少し賑やかな雰囲気の場所で暮らしたい人におすすめです。

なお人気観光スポットの「羊ヶ丘展望台」が属する地域でもあります。

札幌市白石区の暮らし

札幌市白石区は、いわゆる住宅街が広がるエリアです。地下鉄東西線の東側に属する地域ですね。

これといった有名観光スポットはありませんが、ちょっとしたレジャーを楽しめるような公園やスーパーマーケットなど、暮らしに便利な施設は揃っています。

札幌駅まで数駅とほど近いのですが、家賃相場はグッと下がりますから、リーズナブルな住宅街を探している方にオススメのエリアです。

札幌市厚別区の暮らし

札幌市厚別区は、地元民の愛されスポットが多く立ち並ぶエリアです。地下鉄の東西線が届く地域ですね。

馬車に乗れる「北海道開拓の村」や、子供なら誰もが一度は訪れる「札幌市青少年科学館」、厚別区のランドマークになっている「北海道百年記念塔」など、渋い観光スポットのある地域。

「札幌の地元暮らし」といったイメージのエリアが、厚別区です。

札幌市手稲区の暮らし

札幌市手稲区は、西区よりもさらに札幌から離れた自然豊かなエリアです。JRが通っており、地下鉄のある中心地ほどではありませんが、車がなくても過ごしやすい地域ですね。

スキーリゾートである「手稲山」があり、冬はスキー、夏はトレイル、そして夜は夜景を楽しめます。札幌市の中ではもっとも海に近いエリアでもあり、アクティビティを楽しめる地域ですね。

自然豊かで、なおかつ暮らしやすいエリアです。

札幌市清田区の暮らし

札幌市清田区は、札幌の住宅街です。電車が通っておらず、公共交通機関ではバス移動がメインになります。

「たかくら緑地」は生き物の宝庫になっており、野生のリスと会えることも。正直なところあまり交通の利便性は良くありませんが、その分家賃は低くなる傾向にあります。

車があり、家賃の低さや自然環境を重視したい方におすすめなエリアです。

札幌暮らしを思いっきり楽しんで

札幌は静かで過ごしやすく、四季折々の景観も楽しめて最高の街です。

ぜひ札幌暮らしを、思いっきり楽しみましょう。